2012年02月03日(金)
本日は恒例の米国雇用統計発表 [マーケット]
本日は、毎月恒例の米国雇用統計の発表が日本時間夜10時30分にあります。事前予想数値等については他に譲るとしまして、何と言っても、大事なポイントは、相場が変動してくれる可能性が高い点です。
私は、経済指標やイベント等の報道などの「相場材料」というのは、相場変動の「触媒」のようなものだと考えています。つまり、既に存在している相場の大きな流れがまず前提として存在していて、その流れをさらに大きくしたり、小さくしたりするものが「相場材料」だということです。
従って、既にある相場トレンドが上昇基調であれば、例えば強い経済指標、すなわち、事前予想比強い数値が発表になると、相場の上昇力がさらに増します。一方、弱い経済指標、すなわち、事前予想比弱い数値が発表になると、相場の上昇力が弱まります。もしくは、一旦は相場反落するにしても、その押し目が絶好の買い場となって、さらに上昇していくケースが多いということです。尚、既にある相場トレンドが下落基調であれば、上記と逆のパターンになります。
いずれにしても、相場の流れが先にありきで、経済指標やイベント等の「相場材料」は二次的、副次的なものだということです。このように考えることで、目の前で発表となる経済指標の結果に振り回される度合いは減少すると思います。逆に、「相場材料」の出現を待って、相場の押しや、戻りのチャンスを活かして待ち伏せトレードを行うことも出来るようになります。
と言うわけで。今現在の相場にはトレンドがあるのかどうか、もしあるならば、上昇トレンドか下落トレンドか、それともトレンドがなくレンジ相場なのかを事前に把握しておく必要があります。
この点、例えば、デイトレードを行う場合でも、日足ベースのチャートを見て、全体観を把握しておくのが理想です。具体例で言うと、日足スーパーボリンジャーのセンターラインは上向きか下向きか、向きの傾き具合はどの程度か、遅行スパンは陽転しているのか陰転しているのか、ローソク足に絡んでいないかどうか、実勢レベルはどの位置にあるのか、バンド幅は拡大しているのか縮小しているのか等々です。
このような幾つかのポイントを押さえて、相場全体の動きを知っておくだけで、ストレスを減らして相場に向かうことが出来、その結果、収益チャンスを活かすことがより高い確率で出来るようになると思います。それでは、どうぞ、心を平静に保って、米国雇用統計に臨んで下さい。ご健闘お祈りしております。
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2012年01月31日(火)
再び動き始めたドル円相場 [マーケット]
相場を観察する目的はただ1つ、相場のトレンド、つまり相場の方向を見つけることにあります。
相場とは、自然現象と同じく、抵抗が最も少ないところに沿って動くものです。水が高きから低きに流れるのと同様です。例えば、上昇するのが下落するより楽であれば価格は上昇することになるわけです。
ですから、相場が動き出すまで待てば良いわけです。動き出すまでは、あまりあれこれ考えない方が良いです。動き出す時にだけで、関心を持てば良いわけです。その意味で、先入観はご法度です。相場では思い込みは危険だということです。前回のブログでも書きましたが、トレードでは「待つこと」はとっても大切な要素です。
ところで、ドル円相場は、今年に入って、小動きが続いていましたが、1月24日になって突然動き始めました。日本が31年振りの大幅な貿易赤字になったことが「きっかけ」「口実」ではありましたが、この際、材料はどうでもよく、動き出したこと自体が重要だと思います。相場は一旦、動き出すと、どんどん動くものだからです。
さて、実際のドル円相場は、翌1月25日に高値78.29円を付けた後、大幅反落しました。78円台は、昨年12月に揉んでいた水準でした。12月相場は、まさに、78円を挟んで膠着相場であったわけです。その水準にまで上昇したことで、ドルロング筋が「やれやれ」とドル売りを浴びせたのかもしれません。
しかしながら、実際にドル売りが出たかどうかはやはりどうでもよく、78円という水準がそれまで長い間揉み合っていたレベルだという事実だけが重要なわけです。そして、その後は、ドル反落に転じており、本日現在も76円台前半の水準にあって、75円台を狙う格好となっています。
いずれにしても、ドル円相場が動き始めたこと自体が大きな意味があり、今後も、変動率が高止まりする可能性は高いです。1月が終わり、2月相場が始まりますが、ワクワクしながら、相場に入っていきたいと思います。
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2012年01月29日(日)
待つことの大切さと難しさ [トレードの心得]
相場では、「待つこと」そして、「我慢すること」は実に大切であり、また、難しいものです。
すなわち、相場にトレンドが生まれるまで、じっと我慢して待つこと、そして、一旦、トレンドが生まれたら、いち早くトレンドに乗ること、さらに、そのトレンドが終了するまで、じっと我慢してポジションを持ち続けることです。
トレンドが発生するまで待つことはトレードでは重要な要素です。儲けたいという欲や焦りから、どうしても無理に手を出してしまいがちですが、これは良くないことです。やはり、トレンド発生を確認するまでじっと我慢することこそが成功の秘訣となります。
確かに、トレンドに乗ることは早いに越したことはありませんが、別に、いの一番に乗れなくても大丈夫です。しかしながら、一旦トレンドだと判断して乗ると、そのトレンドが終了したと判断されるまで乗り続けることが大事です。
もちろん、このことは並大抵のことではありません。実際問題、自分自身を振り返って、このトレンドに乗り続けることが一番難しいと実感しています。
つまりは、利食い幅を最大限に伸ばすことこそが、トレードでは最も難しい部分だと思います。既に評価益として数値の上では存在している利益を確定したい気持ちを抑え、トレンド終了の確認が出来るまで、ポジションを引っ張ることは、まさに修業に近いです。
というわけで、相場観では収益を伸ばすことは出来ないということになります。そこでは、心の状態が重要な要素だということです。メンタル面の鍛錬がなければ収益を伸ばすことは出来ないことになります。「待つこと」「我慢すること」の大切さは幾ら強調してもし過ぎることはなさそうです。
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2012年01月26日(木)
テクニカル派とファンダメンタルズ派(その3) [相場学]
さて、それでは、実際のトレードでは、どのスタイルが望ましいかについて考えてみましょう。結論から言うと、全て各人次第だということです。
各人が置かれたトレード環境(トレード可能時間、リスク許容度、収益目標値、精神的ストレス度合い等々)が異なるからです。各人が自分という人間を知って、ご自身に最も適ったスタイルを取ることが望ましいということです。
ただ、私はと言うと、「広義のテクニカル分析」を信条としています。つまりは、テクニカル分析を軸としたトレードであるけれども、システムトレードではなく、状況に応じて恣意的な判断を必要とするスタイルです。
テクニカル分析を1次的な軸としているため、ファンダメンタルズ分析はあくまで2次的なものです。もっと言うと、ファンダメンタルズ分析というよりも、今現在、世の中で話題となっている相場材料は何かを常に頭に入れておくようには努めていますが、それ以上のものではないということです。
今現在、世の中で話題となっている相場材料は、まさに、「ファッション」です。その時々の「ファッション」が何かを知っておくに越したことはありません。「ファッション」はつまり、市場のセンチメントを教えてくれるからです。
市場センチメントを把握した上で、相場を追うことは意義あることです。その為に、世の中で話題となっている材料を頭に入れておくのは大切です。しかしながら、決して、その材料について突っ込んだ分析を行う必要はありません。何故なら、いくら突っ込んだ分析をしたところで、実際のトレードに役立つ部分はほとんどないからです。
一方、テクニカル分析を軸にしているからと言って、システムトレードを行うことには抵抗があります。完全な機械任せ、コンピューター任せにするにはあまりにもパラメーターが多いというのが1つの理由です。
そして、やはり、恣意的な判断を伴うからこそ、より完成度の高いトレードが出来るようになります。私達は、人間ですから、毎日、学びをしながら成長していきます。毎日の学びを次なるトレードに活かすことが出来るからこそ、成長があります。
また、相場判断基準が幾通りもあるということは、様々なパラメーターがあるということですが、その分、各人のトレードスタイルに適った方法が見つかるということでもあります。
例えば、同じ1分足スパンモデルを用いたデイトレードを行うにしても、この1分足スパンモデルの利用法は幾通りもあります。具体的に、超短期のトレード方法としては、スパンモデルの青色スパン(青色ライン)と実勢レベルをチェックするだけで行うものがあります。
青色スパン(青色ライン)とは、サポートゾーンの上限ライン、もしくは、レジスタンスゾーン下限ラインのことです。このラインは、短期のトレンド方向を教えてくれます。従って、この青色スパンの方向をチェックするだけで、買い(ロング)か、売り(ショート)、どちらが優位かが即座に分かります。
もちろん、この1分足スパンモデルの時間軸を60分足に変更すれば、超短期トレードからゆったりとしたデイトレードやスイングトレードに応用することが出来ます。さらに、日足スパンモデルに適用することで、ゆったりとしたスイングトレードやポジショントレードに応用することが出来ます。
たった1本の青色スパンの方向1つをとっても、トレードが出来てしまいます。それではあまりにシンプル過ぎるのであれば、スーパーボリンジャーのプラスマイナス2シグマラインだけをスパンモデルと同一画面に表示させることで、利食いの参考レベルを一見して把握することが出来ます。いずれにしても、1つスパンモデルの青色スパンだけをとっても、実際のトレードへの利用方法は実に様々だということです。
トレードするにはシンプルな判断が即座に出来るかどうかが大切です。単純過ぎて悪いことはないわけです。しかも、一見して分かる方法であれば、誰が見ても結論は同じですから、初心者も経験者も同じ結果を生み出せるわけです。
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2012年01月24日(火)
テクニカル派とファンダメンタルズ派(その2) [相場学]
テクニカル分析をベースにトレードしていると言う人がいるとします。ここで、面白い現象は、同じチャート、同じテクニカル分析を利用していても、人によってポジションが異なることです。すなわち、同じチャート分析をしているはずなのに、人によってトレード判断が異なるわけです。
この違いはどこから来るのでしょうか?
相場分析自体は同じだけれども、そこから生まれるはずのポジションが違うと言うレベルの話もあれば、相場分析自体が違うと言う話もあり得ます。
前者は、相場分析自体は正しいけれども、その相場分析に従ったしかるべきポジションになっていないケースとして多いに見受けられます。上昇トレンドを示していると判断しているにもかかわらず、精神的弱さからか、既にあるショートポジションをカット出来ないケースなどです。
後者は、相場分析自体が異なってくるケースですが、これは、例えば、既にロングポジションを持っている場合に、チャート上の売りのサインを見て見ぬふりをしつつ、買いのサインをいつまでも探しているケースなども含みます。
私の「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」についても、正しく理解されていない為に、間違った判断をされている方が多い点も気になります。場合によっては、自分勝手な判断結果を鵜呑みにされてしまっていることもあるようです。正しく理解してこそ、正しいトレードに結びつきます。
いずれにせよ、俗に言う「テクニカル分析」は極めて恣意的な判断であることがお分かり頂けると思います。しかしながら、この恣意的判断自体は否定されるものではないと思います。
つまり、各人の成長に伴って、恣意的判断能力の水準がどんどん進化するからです。大事なことは、恣意的判断だからダメなのではなく、恣意的判断能力を向上させることだと思います。
その結果、恣意的判断に基づく裁量トレードのレベルはどんどん向上していくことになります。もっとも、今の世の中、恣意的判断なら嫌だとか、裁量トレードは出来ないと言って、諦めていらっしゃる個人投資家も増えているとも聞きます。それは誠に残念なことです。
きっと、今までのFXなり相場に対するアプローチを間違われたからかもしれません。私、個人的には、システムトレードをあまり信頼していませんし、限界があると思っています。もちろん、メリットがあることも認めています。
しかしながら、現時点で、自分でチャート分析を行うのは無理だとか言って諦めている方がいるとすれば、もう一度、考え直されることをお勧めします。
人間の能力というのは、まんざらではありません。ある程度の「やる気」や「願望」さえあれば、目的地に近いところまで到達出来ると私は信じています。
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